
ヨハネス・キュール:アントロポゾフィー 協会と精神科学自由大学
アントロポゾフィー協会
個性的な「支部」/クリスマス会議の意図/創立定款/個人と組織のバランス/ゲーテアヌム予算/正直であること
精神科学自由大学
変遷と継続性/協会員と大学員/代表者である/自己認識/人との関わり/三つの約束
実用的な情報
入学に伴う問題/部門の三つの領域/各部門の紹介/部門長会議:私たちの働き方/レクトール/誰と面接しても良いのか/大学の「形式」について/ゲーテアヌム指導部/意志決定のプロセス
参加者の感想
ライアー・市民運動・虹/異業種間交流・組織と個人/結び
ヨハネス・グライナー:アントロポゾフィー 協会と精神科学自由大学
体としての協会/協会と大学への入会条件/レプレゼンタント/地質学的考察/外に広がり内に深める/社会とのつながり/部門/ふたつの誘惑
訳者による解説と補足
人の数だけある「出会い」/限定的にならざるを得ない「付き合い」/見過ごされてしまう「協会」/社会秩序の対立するイメージ/道徳性を言葉で表現する/社会学的概念の適用範囲/フラットな世界と底なし沼/意志によって形成される社会
「 あとがき」にかえて
イギリスの「EU 離脱」を巡るテレビ報道を受けて

著者・訳者紹介

ヨハネス・キュール
1953 年ハンブルク生まれの物理学者。 大学卒業後にゲーテアヌム自然科学 部門にて一年間学術職員として勤務した 後、1982 年から 1998 年までは シュトゥットガルトのヴァルドルフ学校 にて物理学、化学、数学の教師を務める。 1996 年以来ゲーテアヌム精神科学自由 大学教授会の一員であり、また自然 科学部門の部門長を勤めている。主な 関心事は光学と量子物理学。また自然 現象と自然体験が、アントロポゾフィー に於ける精神的な歩みを如何にして 豊かなものに出来るかという問題。 著作に『暈・虹・黄昏:大気中の色と ゲーテの色彩論』2011 年など。

ヨハネス・グライナー
ピアノ教育を専門とする音楽家 (SMPV) でありオイリュトミスト。ピアニスト、 指揮者として活動し、音楽史や文化史、 或るいはアントロポゾフィーに関する講演 を各地で開催しており、またヴァルドルフ 学校の教師でもある。アントロポゾフィー 協会の仕事としては 2005 年からスイス 邦域協会の理事会に参加し、翌年より 正式に選任された理事として活動を 始めている。主に取り組んでいる課題は 現代に於ける文化的な現象の背景を、 アントロポゾフィーの視点から解明する ことと、もしルドルフ・シュタイナーが 現代に生きているならば、何を言い、 何を行うであろうかという疑問。

竹下哲生
1981 年香川県生まれ。2000 年渡独。2002 年キリスト者共同体神学校入学。2004年体調不良により学業を中断し帰国。現在自宅で療養しながら四国でアントロポゾフィー活動に参加。共著『親の仕事、教師の仕事 〜教育と社会形成〜』(SAKS-BOOKS)訳書『キリスト存在と自我〜ルドルフ・シュタイナーのカルマ論〜(SAKS-BOOKS)、『アトピー性皮膚炎の理解とアントロポゾフィー医療入門』(SAKS-BOOKS)他。

情報

単行本 176ページ
発行日 2016年9月1日
ISBN 978-4-9906920-7-0
寸法 210 × 148 × 14 mm
©2016 Johannes Kühl, Johannes Greiner Printed in Japan



0 件のコメント :
コメントを投稿