2014年6月28日土曜日

浅田豊:第一次世界大戦勃発前後のルドルフ・シュタイナー ⅓

Gavrilo Princip captured in Sarajevo 1914.6.28


百年前の今日に起きたサラエボ事件は、第一次世界大戦の引き金となった。そして第一次世界大戦は、終戦から二十一年後の第二次世界大戦の原因になる。三十一年間続くヨーロッパ世界の破壊と没落を目の前に生きた、ルドルフ・シュタイナーの「今」を浅田豊氏が描く。

2014年6月20日金曜日

7.22|ミヒャエル・デーブス 来日講演会『意識魂の時代の幕開けに於ける薔薇十字会の衝動 ——個性(インディヴィデュアリティ)と人格(パーソナリティ)』


——「近代」とは何かを、ミヒャエル・デーブス氏に問う。

私は日本人だからクリスマスを祝うことはない、という考え方にはそれなりに説得力が有る。何故ならクリスマスとは西洋の宗教であるキリスト教の祝祭であり、日本人であるということはアジアという広大な民族圏・文化圏に属しているということ、詰まり東洋の人間であるということだからだ。

しかし私は日本人であるから、西洋で発明された電車に乗ることも無ければ、西洋に由来するクレジットカードを使うことも無いし、また西洋人的な発想から投票で政治に参加することも無いと聞けば、誰もが違和感を覚えるだろう。何故なら電車にせよクレジットカードにせよ選挙にせよ、それらは全て近代的な「意識の在り方」に由来するものであって、必ずしも西洋という特定の文化圏に於いてのみ意味の有ることではないからだ。

2014年6月8日日曜日

ヨハネス・グライナー:協会と個人

ヨハネス・グライナー Johannes Greiner

今、ドイツ語圏のアントロポゾフィー界で売れっ子のヨハネス・グライナー氏。アントロポゾフィー・スイス邦域協会の理事でもある彼が2015年夏に四国を訪れることになった。そこでゲーテアヌムで開催された年次総会の為にドルナッハに滞在していた竹下が彼にインタヴューをお願いした。インタヴュー第二弾はアントロポゾフィー協会の現状と課題について。

2014年6月7日土曜日

Shikoku Anthroposophie-Kreis 創立7周年記念|渦:混沌の創造性 in 徳島|8.29―31



これまでに慣れ親しんで来た既成概念や、或いは思考習慣と呼べるものに愛着を感じているが故に、自分の心の外の世界に興味を持つことは、誰にとっても難しい。しかし現実を客観的に直視する為には、自分の考えよりも「外の世界」を優先しなければならない。何故なら客観的ということは「主観的ではない」ということだからだ。だからこそ「ゲーテ的に自然を観察する」ということは、自分の体の外の世界に興味を持つということに他ならない。

ゲーテの様に自然を観察することも出来れば、同じ様に人間の生涯について考察することも出来る。その時に見えて来るのは、二つの「時の流れ」である。通常、時間とは過去から未来へ向かって流れていくものだと考えられているが、それに加えて未来から過去へと流れる時間が有る。詰まり現在の自分は、単なる「過去の結果」ではない。そして過去からの流れと未来からの流れが衝突する現在に、渦が生じる。