2013年9月20日金曜日

四国に於ける精神科学自由大学・クラッセンシュトゥンデ開設のお知らせ


ゲーテアヌム定礎100周年にあたる今日2013年9月20日、ドルナッハではもとより世界中のアントロポゾフィー関連施設でそれを祝う行事が催されています。その記念すべき日に四国に於ける精神科学自由大学とそれに伴う定期的なクラッセン・シュトゥンデの開設をここにお知らせ出来る事は大きな喜びです。

四国アントロポゾフィー・クライスは2007年8月に創立され、小さなグループでありながらこれまで地道に様々な講座や勉強会を企画・開催し、今年始めには出版部を発足させるにまで至りました。こうして四国以外の方々からも関心が寄せられるようになったクライスは来夏創立7周年を迎えます。その記念すべき年に向けて、行事の開催や書籍の出版という、世の外側に向けた活動を更に充実させていくと同時に、クライスの内側に向けた、アントロポゾフィーを深める為の何か意味ある記念的なことが出来ないだろうか?……という問いがクライスに生じました。その答えとして、これまでクライスの活動に欠けていた精神科学自由大学をヨーロッパからのゲスト講師を迎えて行われる来年8月末のクライス創立7周年記念集中講座の際に開設し、以後定期的にクラッセン・シュトゥンデを四国で開講してゆこうではないかということが発案されました。


精神科学自由大学の必要性

今日、アントロポゾフィーは世界中で様々な生活分野において実践されていますが、その精神的根源を見失わずに養っていく努力をしていかなければ、それら実践活動はただ上辺の装飾のみを綺麗に飾り立てた建物のようなものになってしまい、挙句の果てに飾りばかりに金をかけてリフォームするような現状では、やがて土台や支柱が腐り果て建物全体が崩壊してしまいます。そうならないように、アントロポゾフィーに関心を寄せる人々が集まり、その根源を学び育んでいく場所が世界中に存在するアントロポゾフィー協会であり、そのひとつが四国アントロポゾフィー・クライスです。

こうして人が協会々員となってアントロポゾフィーを学びながら活動に従事していく内に、やがて一人一人の心の中に、自分とアントロポゾフィーとの関わりについて、そして自分自身の人間存在についての新たな問いが生ずることが少なくありません。自分は何故ここにいるのか? 自分は何故アントロポゾフィーと出会ったのか? 自分は何故アントロポゾフィーに惹かれるのか? アントロポゾフィーは自分が何をすることを求めているのか? 等々、たくさんの問いが湧き上がってきます。そんな問いを自分自身に投げかける中で、アントロポゾフィーの必然性を改めて見出し、自分に出来る形での活動を通してそれを世の中に浸透させていきたいと思う人であれば、その人は精神科学自由大学会員となってクラッセン・シュトゥンデを受講し、自分の人間存在と精神界の意味を更に深く学んでいくことがふさわしいのです。そしてその一人一人の学びがアントロポゾフィー協会に反映され、その協会に集まる人々の精神的息吹が更にアントロポゾフィーの各活動分野へと広がっていくことが理想であり、ルドルフ・シュタイナーが目指したことなのです。「アントロポゾフィーの基本的理解の為に学びそして活動し2年以上協会に所属する会員の誰も」……がゲーテアヌム精神科学自由大学の会員になる資格を有します。


精神科学自由大学が担う課題

精神科学自由大学はアントロポゾフィーの大きな精神的背景であるミヒャエル衝動を学ぶエソテリックな学校とも言えますが、アントロポゾフィーそのものを研究する機構でもあり、大学会員は各々の職業や活動分野によって一般、医学、教育、自然科学、社会学、数学・天文学、農業、美学、美術・造形、朗誦・音楽のどこかの部門に所属することになり、更にそこに若者の為の青年部門が加わります。それぞれの部門は決して大学会員の活動を制限したり束縛したりすることはなく、例えばオイリュトミー療法士や音楽療法士の場合、所属は医学部門でありながらも朗誦・音楽部門に於ける活動に積極的に参加することも勿論可能です。又特定の職業を持たない家庭の主婦等の場合には一般アントロポゾフィー部門に登録されることになります。


入会手続きについて

ルドルフ・シュタイナーは精神科学自由大学を3つのクラス(日本的に言えばクラスというより学年と考える方が正確ですが……)によって成立させる考えを持っていました。しかし、始めの第1クラスを終えたところで彼は他界してしまいました。それは19講義からなっており、1回のクラッセン・シュトゥンデ(直訳すれば『クラス時間』)で1講義ずつ、当時シュタイナーが語ったものを記録した文章がそのまま読まれていきます。これを読む人がクラッセン・レーザー(クラス講読者)で、これはゲーテアヌムから認可を受けた人に限られています。日本では1992年より東京のアントロポゾフィー協会に於いてクラッセン・シュトゥンデが行われており、翻訳者の上松佑二氏自身と石川恒夫氏がクラッセン・レーザーを担当されています。大学入会を志望する協会員は、それぞれの地区担当のクラッセン・レーザー(日本の場合は上松氏)と面会をして申請書並びに志願文書を提出しなければなりません。それが認可された場合にはゲーテアヌムより会員証が交付され、クラッセン・シュトゥンデの受講や大学会員を対象とした会合への参加が可能となります。


四国でのクラッセン・シュトゥンデ

今回、四国でも大学講座を開設し定期的にクラッセン・シュトゥンデを行いたいというクライスの願いを受け、上松氏は講読の為のみならず志望者の面談の為にも四国へ来ることを快諾して下さいました。その面談・入学手続きの時期は今のところ来年の春頃を見込んでおりますが、クライスでは興味を持たれる方々の為に、それまでに何回か共に集って準備会を行いたいと考えております。日取りと場所は決まり次第お知らせ致します。又協会々員となってまだ2年に満たない方、非会員の方でも、準備会への参加は歓迎致します。

大学入学志望者がその準備会に参加するかしないかは全くの自由ですし、入学申請には何ら影響を与えることではありません。又、必ずしも時を同じくして入学しなくてはならない……ということではありません。基本的には入学を決心しそれが許されたならばどの講義からでもクラッセン・シュトゥンデに参加することが可能です。しかし望ましいのはやはり第1講義から第19講義までを順々に通して受講することですので、資格を満たす方が精神科学自由大学の存在とそこに入学することの意味を理解し、自由意志で入学を決意され、四国で来年の夏に第1講義から始まるクラッセン・シュトゥンデに参加出来るのであれば、それはまたとない機会であることは間違いありません。

2013年9月20日
四国アントロポゾフィー・クライス理事一同


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