1909年1月18日 カールスルーエ ルドルフ・シュタイナー講演録

ルドルフ・シュタイナー 著
森章吾 訳

電子版:300円


習慣的思考から脱却し、記憶力を育て、思いつきをよくする、などの練習方法が具体的に述べられている。
シュタイナー思想に関心のある人はもちろん、直接の関心はなくとも、自らの基本能力を育てたいと思う人なら、かならずヒントが見つかるはずであろう。 精神世界を認識しようとする道が、本講演の内容のような、非常にまっとうで地道な作業から始まることに驚く人もいるかもしれない。またそれに、ある種の安心感を覚える人もいるであろう。
訳者

目次

● アントロポゾフィーは役に立たないか
● 思考習慣と実践的思考
切手の発明/鉄道での例
● 狭い視野に閉じこもらないこと
● 思考は対象の中にあり、人の思考がそれを汲み取る
● 思考を育てるための基本原則
● 原則1.ありのままにイメージとして記憶し、比較する
外界を忠実に思い出すと、アストラル体が変化する
● 原則2.事の成り行きを予測し、予想がはずれたらイメージを修正する
実際的な思考の実践者、ゲーテ
● 原則3.思いつきをよくするには
● 原則4.正確な観察で記憶力を育てる
● 原則5.結論を急がないこと
● 原則6.事柄に即して考える
原因と結果を思い違っている場合もある/進化論の思考的誤り/思考習慣に凝り固まった人はなかなか説得できない/アントロポゾフィー運動の実践によって健全な思考と感情も育つ
● 原則7.真実な対象から学ぶ・・自然
● アントロポゾフィー運動が目指すもの


哲学博士 1861年旧オーストリア帝国(現クロアチア)クラルイェヴェクに生まれる 1925年スイス・ドルナッハにて死去 ウィーン工科大学で、自然科学・数学・哲学を学ぶ 1891年ロストック大学にて哲学の博士号を取得 ゲーテ自身は明文化しなかった認識論を『ゲーテ的世界観の認識論要綱』としてまとめ、処女作として25歳の時に出版した 後にシュタイナーは、その後40年間、一貫してその方法論を貫いたと述べている ゲーテ研究家・著述家・文芸雑誌編集者として、世紀末のウィーン、ワイマール、ベルリンで活躍した
森章吾(もりしょうご)
1953年東京生まれ 1978年東京大学農学部農業生物学科卒業 1978年より千葉県立高校、生物科教諭(7年間) 1989年シュツットガルト、シュタイナー教育教員養成・高学年教員クラス修了 1992年ドルナッハ、自然科学研究コース修了 2006年より京田辺シュタイナー学校で自然科学エポック講師 2011年より藤野シュタイナー学園高等部で数学エポック講師 2013年より北海道いずみの学校高等部で自然科学エポック講師


電子版 (ページ数は閲覧環境に準ずる)
発行日 2013年9月1日
© 2013 Shogo Mori




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