2013年1月9日水曜日

3.20 『原発問題について考える』【小林直生氏 × 森章吾氏 シンポジウム】





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フクシマの惨状を目の当たりにして今なお再稼働を推進する電力会社の社員や、それを容認する中央官庁の役員は、破壊だけを喜びとする醜い獣なのでしょうか、それとも我々と同じ人間なのでしょうか。人間に自由を認めるならば、ひとりひとりが異なる考えを抱くことは当然のはずです。しかし原発に関してだけは、声高にノーを叫ぶ人だけが真っ当な「人間」であるという感情は、現代の日本に於いてもはや当然のものとなってしまったのではないでしょうか。
原発について考える時、我々は:「自分とは異なる考えを持つ存在を、本当に“人間”と思うことが出来るのか」ということを常に試されています。如何なる思想や信条を持とうとも同じ社会に生きる人間である限り、誰もが同じ「人間」であるという前提に基づいて、社会生活と原発について考えてみたいと思います。
何故なら、いわゆる“原発問題”として一括りにされているものの中には、幾つかの異なる問題が複雑に絡み合っているからです。震災から二年が経過し、様々な問題について少し冷静に考えることが出来るようになった今、自然科学的な観点からの意見を聞く為に森氏、精神科学的な観点からの意見を聞く為に小林氏を招いて、社会問題としての原発に向き合ってみたいと思います。


Comment
小林 直生(司祭):
今まで何とも曖昧で目に見えずらかった「この世の君」とキリストが呼ぶ悪、すなわち「人間の敵対者」の姿が、2011年3月11日以降、ありありと極彩色でその姿をあらわにしました。これが悪なのか、これが霊学で学んだ悪なのだ、と認識し実感する毎日です。フクシマで明らかとなった悪の実態を皆様と考え、さらにその対抗手段について思いを馳せたく存じます。

森 章吾(ゲーテ・シュタイナー的自然科学者):
まず、「さまざまな元素やウランがどこから来たか」を考えます。そこからウランがどこへ行くのかがわかります。この視点から原子力を考えるなら、《No》という以外はありせん。しかしここで、「《No》の実現には何が必要か」を検討することが重要になります。2011年6月、ある東電幹部は、汚染冷却水シールド工事に難色を示し、「そんなことをしたら、株価が下がる」と発言しました。これを彼の立場から理解すると、電力会社とは、電気を供給することが第一の仕事ではなく、日本経済の大駒であることを求められてきことがわかります。《No》の実現は、こうした問題への配慮も必要でしょう。もつれた糸は切らずにほどかなくてはなりません。

講師
小林 直生
1954年10月25日札幌生 日大芸術学部文芸学科卒 1975年高橋巖と出逢い人智学を学ぶ 1978年ドイツ留学 キリスト者共同体自由大学で学び1985年全課程修了 キリスト者共同体司祭に就任 同時にヴァルドルフ学校宗教専科教師として活動 シュトゥットガルト、ハイデンハイムとケルンの集会に赴任の後、1999年8月に帰国 2000年6月、日本にキリスト者共同体を創設 2007年11月から2年間、ドイツのボーフム集会とミュンスター集会の司祭として赴任 2009年10月に帰国 現在は、関西、名古屋、北海道のキリスト者共同体の活動を担当している facebook

森 章吾
1953年 東京生まれ 東京大学農学部卒業 同年、千葉県立高校生物科教諭 88年、ゲーテアヌム精神科学自由大学自然科学コース終了 89年、シュトゥットガルト・シュタイナー教育教員養成ゼミナール終了 翻訳多数  facebook
2013年3月20日(水・祝)13:00 - 17:00 90分 2コマ
サンポート高松 高松シンボルタワー内ホール棟7F 第3リハーサル室 〒 760-0019 高松市サンポート 2-1 ☎ 087-825-5000
定員 30名
Price 5,000 yen
お電話でのお問い合わせ  ☎ 080-1428-8838 小畑奈穂子 迄



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