2012年11月2日金曜日

11.14 R.Steiner 著『色彩の本質・色彩の秘密』を読む 6(月一回)




私たちの周囲にはいつも色彩があります。今、私たちがいる目の周りを見渡してみるだけでも、様々な色を知覚することができます。しかし、例えば自分の周りに彩色された色が、何故その色によって彩色されたのか、と問われれば、それに答えることは難しくなってきます。

眼を転じ、例えば青い空を眺めることができます。そこには白い雲があり、地表には緑の植物が生い茂っています。何故青なのか?と問いたくなります。何故雲の色は白でなければならなかったのか?他の色でも良かったのではないのか?と問いたくなります。しかし大概はそのような純粋な問を抱くのは子供のときだけで、大人になるにつれてそのような問は忘れ去られます。

18世紀に光をプリズムに通し、光を分解して表記したのはニュートンでした。光とは分解され、個々の色は波長の違いによって言い表すことができる、という見解をニュートンは打ち立てました。しかし私たちは数値によって表記された色彩を手にして、何ができるのでしょうか。何もできません。「色彩をいくら数値に還元したところで私たちの現実に貫入しない」と言いたく思います。

人間が周囲の色彩を知覚する時、それらの知覚現象が人間にある一定の作用を及ぼしていることに気付きます。そしてそれらの作用の総体が人間の実社会を形成している、ということに眼を向ける必要があります。そしてそれらの作用を把握し、精神的に理解することで、人間の実社会を意識的に形成してゆくことができる、と思うと重要な問になります。

ここでシュタイナーの色彩論を見てみましょう。シュタイナーはゲーテが提唱した色彩論を維持する形でそれらを発展させてゆきますが、ゲーテが徹底的に重要視した「感覚体験」つまり例えば、「黄色なら快活に感じる」等というところに色彩の本質が眠っている、人間の直観的な色彩把握が、今後打ち立てられるべき真正な色彩論だと述べています。

そこで、シュタイナーの色彩論を頼りに、勉強会を進めて行くことによって面白い発見があるのではないかと考えています。どうぞ、お気軽にお越し下さい。


講師 高橋祐太
1984年生まれ 20歳の頃、シュタイナーの著作と出会い、芸術論に興味を抱く Shikoku Anthroposophie-Kreis 理事


※ R.Steiner 著『色彩の本質・色彩の秘密』をお持ちの方はご持参下さい。

2012年11月14日(水)9:00 - 11:30
坂出市勤労福祉センター 〒762-0043 坂出市寿町1-3-38 ☎ 0877-46-2463
Price 2,000 yen
お電話でのお問い合わせ  ☎ 080-1428-8838 小畑奈穂子 迄


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