2012年11月17日土曜日

11.17「ゲーテ・シュタイナー的自然科学」の基礎 講師 森章吾氏






シュタイナーのことばを理解するためには、シュタイナーの視点に立つ必要があります。その助けとなるのが、シュタイナー自らが、「変わることなくこの方法を採り続けた」と述べている《ゲーテ自然科学による世界の観方》です。ゲーテが感覚界に向けて研究したその同じ眼差しを、シュタイナーは高次の世界に向けたのです。

さて、アントロポゾフィーでは現象そのものを虚心に観ることが出発点になります。その際に取る視点は、シュタイナー自身が言うように、地水火風の《四大元素》です。今回は、まずこの《四大元素》で自然界を観ることで、通常の自然科学とはまったく異なる次元が開かれることをご紹介いたします。さらには、『農業講座』を例に、シュタイナーがどれだけ多くのことを《四大元素》の視点から述べているかを観ていき、その中でケイ酸や石灰の意味を考えていきたいと思います。


2012年11月2日金曜日

11.30 R.Steiner 著『神秘学概論』を読む(月一回)



四年ほど前からルドルフ・シュタイナーの著作『神秘学概論』を読んでいますが、未だ10ページほどしか読み進んでいません。しかし、その間に自然と芸術の関係、服装、四つのエレメント、社会問題、仏教、九つのヒエラルキー、射影幾何学、植物の構造、ルネサンス芸術、教育、哲学などの様々なテーマについてアントロポゾフィーの観点から取り組んできました。

今後も書物を「読み進める」ことではなく、身近な疑問を本質的な問い掛けへと変容させてゆくことで、現代を生きる人間の精神的な糧を得ることが出来ればと考えています。



11.14 R.Steiner 著『色彩の本質・色彩の秘密』を読む 6(月一回)




私たちの周囲にはいつも色彩があります。今、私たちがいる目の周りを見渡してみるだけでも、様々な色を知覚することができます。しかし、例えば自分の周りに彩色された色が、何故その色によって彩色されたのか、と問われれば、それに答えることは難しくなってきます。

眼を転じ、例えば青い空を眺めることができます。そこには白い雲があり、地表には緑の植物が生い茂っています。何故青なのか?と問いたくなります。何故雲の色は白でなければならなかったのか?他の色でも良かったのではないのか?と問いたくなります。しかし大概はそのような純粋な問を抱くのは子供のときだけで、大人になるにつれてそのような問は忘れ去られます。