2012年8月22日水曜日

9.5 日常にあるものの「質」の違いを知る。『Design Study』〜ファッション篇〜

我々が服を着るのは、強過ぎる日差しや寒さから体を守る為であり、同時に自らの存在を美しく見せるためでもあります。詰まり人間の同一の行為が、一方では実用的・衛生学的意味を持ち、他方では美的・芸術的な価値を持っているのです。このような誰もが知っている事実を前にルドルフ・シュタイナーは、服を着るという行為の「本来の目的」は後者の方だと述べました。詰まり服を着るということは、自らを美しく飾るということが一義的な問題であり、服を着ることで身体を保護するという「機能」は、飽くまでも副次的なものだと彼は考えたのです。

例えば教育に於いて教師がどのような服を着るのかという問題は、どうでもよい事柄ではありません。それは丁度、教師がどのような言葉遣いをするかが、教育に於いて非本質的な問題ではないことと同じです。言語は単なる意思伝達の「機能」を果たしているに過ぎないと考える教師と、自らが口にする言語そのものの美しさを教育手段の一部と考える教師のどちらが教育者に相応しいかは、考えるまでも無いでしょう。このような問題提起は、服を着るという美的・芸術的問題が、メディアの作り出した流行の波に乗り、「最先端の」ファッションをすることとは根本的に異なるという事実を明確にしてくれます。

この講座では、「服を着る」という行為を美的・芸術的な問題として捉え、そこから派生してくる様々なテーマを、参加者の疑問や意見に基づいて会話の中で考えていきます。


講師 竹下哲生
1981年香川県生まれ 2000年渡独 2002年キリスト者共同体神学校入学 2004年体調不良により学業を中断し帰国 現在自宅で療養しながら四国でアントロポゾフィー活動に参加


2012年9月5日(水)10:00 - 12:30
坂出市勤労福祉センター 〒762-0043 坂出市寿町1-3-38 ☎ 0877-46-2463
Price 1,000 yen
お電話でのお問い合わせ  ☎ 080-1428-8838 小畑奈穂子 迄


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